ご挨拶
居合道は足利時代の末期(永禄年間の頃、今から約450~60年前)に現在の山形県の住人林崎甚助重信という武士(最上家の臣)が礎を固め、今日まで伝承されたものです。
居合は剣道の立合いに対する所謂居合の意味で、座位あるいは歩行時等における敵の不意打ちに応じる必要から武士の間に創案された真剣を用いた刀法です。
元来は実戦のための武術ですが、現代における修練の目的は、技(形)の習得、稽古を通じて健康な身体と精神を鍛練することにあると思います。
当道場は居合の源流である「無双直伝英信流」の正流の技を習得し、次代に正しく伝え残したいとの思いで、有志とともに平成22年5月に設立されました。
日々の稽古は古来より伝承された形を繰り返し練習するという大変地味なものです。
しかし、無理なく穏やかながら、流儀の理合いの細部まで疎かにせず、安易な妥協をしないという意味でシビアな技を目指しております。
僭越かつささやかではございますが、伝統文化の継承に微力ながら寄与したいとの思いで末長く活動してまいりたいと考えております。
修塾代表 山崎修明
【山崎修明】
-
昭和48年から約35年の間、江坂静厳先生に師事し、きめ細かいご指導を頂くとともに多くの方々を指導する機会を与えて下さったことに感謝しております。
※平成26年江坂静厳先生著書
「無雙直傳英信流 居合道入門」
拝受。
-
その間、無双直伝英信流正統第21代宗家福井聖山先生から指導を受ける多数の機会を得た。
-
昭和48年 全日本居合道連盟(当時閑院宮純仁会長殿下)から初段位の允可を賜る。
-
平成19年 全日本居合道連盟(当時福井聖山会長)から範士の允可を賜る。
-
平成22年 同志 故武井三次氏と居合道修塾を設立。