気剣体の一致
居合においては、技の流れを止めないことが大切です。 静止しているように見える場面でも、体は内面において躍動していなければ死に体となります。陸上短距離走のスタート時の心境でしょうか。 即ち、私感ながら、動の中に静あり、静の中に動ありということでしょうか。...
「理会(形)」と「気迫」の両輪
対敵技である居合においては、流派の掟に基づいて伝承されてきた正しい「理会(形)」と、そこに「気拍」が伴なうことが求められます。 理会を伴わない気負いに任せた粗暴なものは、むしろ気迫とは相反しますし、理会を欠いた気勢だけのものでもいけません。...