武道の本質
古来の武道の消失とともに武道の真髄も失われてしまうのではないか。 武術の本質は元々対敵にあり、そこを求めるところに稽古の奥深さがあるように思う。 昔ながらの形や動作は、現代武道の経験者には、不自然でスマートさが欠けるように映る面があるかも知れないが、それは古武道の欠点ではな...
握りについて
柄手・鞘手は小指、無名指(薬指)に重きを置いて、他の指は添える程度に柔らかく用いるといわれるが、それのみでは手の内は収まらない。 確かに両指は大事だが、手の内には、拇の付け根やその他の指、掌中までが含まれている。 そのためには、柄に対して手指を斜めに握るのではなく、手指が柄...
工夫すること
稽古していれば誰でも疑問は出てくるが、何の疑問も生じないとしたら天才か、何かの固定観念にとらわれている人だと思う。 その時は、即座に質問してしまうか、試行錯誤して自分で解決するかのどちらかであり、ケースバイケースである。...
差異・目標
目標に達する方法は一つではないし、性格等によってアプローチも色々で個性もある。 剣理が違う流派からの転入でも、目指すものが変わるという自覚で臨めば、経験が役立つ。 同じく、他道場からの転入の場合も、新たな環境で心機一転という気持ちでやれば、これまでの経験は生きる。...