あわよくば残せるもの
残せるものは、宗家のご本と、そこに書かれていることの読み取り方です。しかしながら、これほど確かな伝承はないと近頃思います。 このブログの内容も、毎回主旨は変わらず、宗家の言葉、文章、動作を拝見して、自分が感じたり気づいたことを書いております。...
立技・番外の形(4本)
先週に続き皆で稽古した。 番外は多敵の技なので、敵との距離感、敵刀の切先の位置、間合いを図るための運足について稽古した。 一人でやる形ではあるが、居合道形(太刀打の位)と同様に間と間合いを実感し易く、居合道経験の深浅に関わらず稽古したい技である。2022.2.19会水
動作を区切る意味
技の動作を一節一節区切ると、各動作が際立ってくる。 一挙動にして、動作を混ぜてしまうと、境目がなくなってしまい、その技の意義や各動作の目的が曖昧になってしまう。 因みに、21代福井宗家には一挙動は見受けられない。2022.2.13会水
正統正流について
当方は「正統正流を目指す者」という態度で稽古している。謙虚でありたい。 正統宗家は自分が正統であることを知っているので、その都度名乗る必要はない。 われわれが、正統正流を名乗ると、取って代わろうとしているのかと思われてしまう。...
言葉による技の伝達
和歌は大和言葉に代表される我が国固有のもので、その文字数で情景を見事に伝えられる言語は他にはないそうです。 日本固有の居合道を鍛錬するためには、日本人の精神的面も同時に学ぶ必要があり、その基礎をなすものが言葉だと思います。居合の形は和語で組まれた技と言えるかも知れないと思い...