「見る目」の変化
自分達の尺に合わない技は全く受け付けられず異質に見えた時期もあったが、独立して広く外を見るようになり見方も変わってきた。 自己の基準に合わないものは、正しくないという傲慢さがあったかもしれない。そういう態度は、反作用で他からも同じような目で見られることになる。...
溌剌とした技
少しくらい力みがあろうとも溌剌とした技は見ていて小気味よい。 生き生きとした目で前方を見据えて、気持ちを前面に出して切りつける技には見ごたえを感じる。 たとえ力が入り過ぎていても、それは気持ちがこもっている証拠であり、それも緩急の一つだと思うくらいでよいと思う。...
着座
直立不動の姿勢から膝を左右に開き、袴の裾を手のひらで左右に捌き、左膝、右膝の順に床に着ける。座した時、左右の膝の間隔は先端部で概ね固めの二握りとなる。2021.11.6会水
納刀
鯉口を握り、手首を用いず鍔元五寸の峰部を人差指と親指の交点に直接運び、右手を右斜め方向に低く運び、刀を平らにして切っ先三寸を素早く納め、その後は徐々に納め、鍔元五寸は静かにゆっくり納める。納刀し終えときは刀が平らになるようにする。2021.11.6会水