新年おめでとうございます
今年の稽古は、初心に帰り、一つ一つを疎かにしないように頑張りますので、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。会水
伝承するべきもの
感性や感覚は、その場、その時の個人の印象に過ぎないものなので、伝承するべきものは、感覚的な観念ではなく具象化されたものであると思います。 その際、元の教えに対するある程度の説明は必要になりますが、極力、私意を入れないようにしたいものです。...
具象的な技
居合は芸術ではなく武術である以上、抽象ではなく、強いて絵画に例えるならば、写実的な技が求められます。 技における具象とは実利的で具体的だということで、細部を追求するということです。 そのためには、感性を論じない方がよく、なぜならそれは他人の範疇であって自分とは無関係だと思う...
稽古の目当て
各々が出来るところまで技を追い、各々が出来るところまでそれを後人に伝える。 伝統を追わずに勝手なことをやっていては、何遍やっても何処にも辿り着くことが出来ません。 勝手にやるのではなく、目当てをもって稽古されることを切望します。...
全力で抜く
技は全身の隅々に力を込めて発動するわけですが、そのためには身心に宿ったエネルギーを出し惜しみせずに使います。 身心自体がエネルギーですので、使うと消耗するという意識を持たないかぎり、それが枯渇することはありません。 むしろ出し惜しみするほど、エネルギーは失われます。...