武術では技と身体は一緒のもの
武術において、技と身体は同一なので分けて考えることは出来ません。 五体を技に合わせて武技化するのが武術の鍛錬だとすると、先ず技があり、それに身体が続くように思えますが、実際には両者を分けることは出来ません。 基礎体力や運動能力を向上させることは、健康のためにもよいことですが...
日進月歩
私は、伝承された技を少しも改変せずに守り続けたいと考えておりますが、十年一日の如くに一所に止まるのではなく、守るためには進歩向上のための変化がなくてはならないと思います。 ここで言う変化とは、技を改変するという意味ではなく、自分の技の進歩に伴って変化するということです。...
武技と人間技
居合道では、人間の自然な身体機能に任せるのではなく、先人が編み出した武技に自分の身体の方を合わせていくものです。 技を体力や身体能力や個性に合わせる、いわゆる人間技では、たとえ上手でも正確に技を伝え残すことは出来ません。...
神前の礼
礼をする対象からして、神社の神官の所作に習うべきものと思います。 礼をするときには、峰部に人差し指を真っすぐにして添え、刀を45°に傾けて腿の側面に手を付けます(礼の終始にわたって、手はその場に固定したままとし、上下に移動させないこと)。...