稽古との向き合い方
いつも同じ動作の繰り返しで、十年一日のように感じられるとしたら、言葉は悪いが、いい加減にやっているからである。 前回と今回の動作の違いがわかるかどうかが、上達するか否かを分ける。 技を自分のものにするためには、動作を繰り返すごとに、何か新しいことをしなければならない。202...
技の密度を高める
稽古の時に、細部にこだわることは、単に技を細かく分解することとは違います。 それは、反対に多くの技術(情報)を一つに集めるということです。情報量が多ければ、一本の技の密度は高まります。スカスカな技は波の立たない穏やか水面のように起伏がありません。起伏と言っても、技のメリハリ...
居合技における実力
古武道には多種の流派があるが、源流を忠実に守ろうとするもの、そこから逸脱するものまで多様である。 小生は前者に共感する。その謙虚で真摯な姿に魅了され、かくありたいと思う次第である。 それが、古武道に入門し修練する本義であるし、それなくして一体どこへ向かうというのだろうか。...