後足について
二歩幅が体勢の基礎となりますが、さらに、正対でも半身でも、後足の膝は屈せずに十分に伸ばし、大腿部と共に締めることが大切です。 膝が弛むと体勢不十分となり、物打ちが弱くなります。 その際、正対のときの踵(かかと)は、床から2~3寸程離し、半身のときは踵(かかと)は床から離しま...
緩急
一本調子な技にならないように動作には、メリハリをつけることが大切です。 そのためには、複数の動作を一度にまとめないで、一節毎に区切りをつけて行います。技と技のつなぎは滑らかにしつつ、動作を引き締めるということです。 そうしていると、自ずと気が発して、動作に緩急がもたらされま...
血ぶりについて
昨日の稽古時に、石村さんから河野百錬先生の血ぶりについての下記見解が紹介されました。 「実戦の経験上血は刀に殆んど附着せぬものなり。されど形として養心残心に重きを置きて、かく仕組みしもの也」。河野百錬 血ぶりの動作で本当に血を振るい落とせるのか、血ぶり後に直ぐに納刀出来るも...