継承について
何事も精神面と技術面が相まってこその継承で、心持の正しさがあって、初めて正しい技となると思います。 伝統工芸品も正しい技法の継承があって成るように、武術も流派の掟を疎かにしては確かな技を残していけません。 しかしながら、その前提として、技に精通していなければ、いくらジタバタ...
技は体裁でやるものではない
技は技術の向上に伴って日々変化して行くものですが、技の本質は年齢や個性によって変えてはいけないものです。 それは、年齢や個性に応じてアレンジしたり、取り繕うことをせずに、本来の技から逃れずに、あくまでも本質を目指すべきであるということです。...
伝統
我が修塾を始めた目的は「わが国の歴史と伝統を尊重し、正正と技を修練し、正しく次代につなげる」というものでした。 そのためには、少数精鋭も悪くはないということを常々発言してまいりました。 伝統を保持するためには、裾野を広くすることが必要だと、よくいわれますが、裾野が広まっても...
姿・形・動作をなぞる
奥深くに潜んでいるかのような技の本質は案外、表面にも姿・形・動作として現れているものです。 姿・形・動作をなぞることで、技の本質を窺い知ることが出来そうですから、やってみる価値はあります。 また、技の本質を見ることは、表出した本質を見ることであると思っております。...