節目(ふしめ)
節目を感じることは、あくまでも個人的なことですが、たとえば、居合の場合は、稽古を再開した時、昇段した時などが節目となります。 居合に限らず、自分の心境変化に気づいたときが、節目だと思います。 拙い経験ながら、いままで、節目の都度に初心に帰ることを居合の稽古のコツにしてきまし...
号令について
(演武の場への出入)「位置に着け」※入場は用いない。「退場」 (演武の場での立ち座り)「着座」「起立」 (刀の抜き差し)「帯刀」「刀をはずせ」※刀を外すとき、外刀(げとう)という言葉は福井宗家も用いたことはなく、恩師からは品もないから用いるなと習った。...
第二回昇段審査会を終えて
本日、2名が受審し、それぞれ5段、6段へ昇段しました。 もちろん、審査は正統正流の正しい技を基準に行いましたが、二人がそれに沿っていたことを誇らしく思いました。 普段から、言うことなすこと、同じことの繰り返しの地味な稽古にもかかわらず、飽きずやってくれていることはありがたい...
切っ先の深さについて
面部から真下への切下し、袈裟切り、横一文字、切上げのいずれの場合も切っ先が深すぎないように切る。 切っ先を深部に通すと刀勢にも影響がするので、結果的に切っ先の深・浅が生ずることはあるが、通常は切っ先三寸より先が用いられる。...
気勢気迫について
剣理を離れて勝手に剣を振るうのではなく、流派の形に忠実であるべきことは勿論ですが、同時にそこに気勢気迫がなくては生きた技になりません。 我が道場では皆それも持っているので、一般よりも力強く、間も詰んでいます。そのような気概が、お互いの稽古の糧になっており、誇りです。...
1パターンに絞る
たとえば、以前は2パターンあると認めていた形や動作が、突き詰めると、本来は一つしかなかったと、分かることがあります。 すると、あり得ると思っていたもう1パターンが成り立たないことを得心し、今後は的を絞った稽古ができるようになります。...
第二回 昇段審査会の開催
審査会を9月19日に開催します。 今回の受審者は2名で、学科・実科とも、無双直伝英信流の正流の技に則った適正な審査となります。 当日、審査後に通常稽古も行います。事務局
「受け流し」の要点(正座6本目の技)
45度方向に左足を踏み出し、左足はそのまま動かさず、立ち上がりつつ、右膝の真横に右足を運びます。その際、左右の足の間隔は肩幅程とし、ちょうどカタカナのハの字が逆さまになったように踏みます。 「受け」と「流し」は一連の動作として行いますが、受ける瞬間の右拳は肩の上方に在ります...