日進月歩
私は、伝承された技を少しも改変せずに守り続けたいと考えておりますが、十年一日の如くに一所に止まるのではなく、守るためには進歩向上のための変化がなくてはならないと思います。
ここで言う変化とは、技を改変するという意味ではなく、自分の技の進歩に伴って変化するということです。
少々シビアですが、いつまでも自分の技が変わらないのでは退歩してしまいかねません。技は生ものですから、変化がなくては、いずれ先細り、技は守られません。
それを意識した稽古をしていると、新たな発想やアイデアが出てくるので、それに工夫を加えて疑問を乗り越えて行くと、自ずと技は変化して行きます。
疑問が変化を生み、進歩には変化が伴うということです。
そのような訳で、疑問がないと現在のレベルに留まることになってしまいますから、この際の疑問は大切なことです。会水
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