工夫すること
稽古していれば誰でも疑問は出てくるが、何の疑問も生じないとしたら天才か、何かの固定観念にとらわれている人だと思う。
その時は、即座に質問してしまうか、試行錯誤して自分で解決するかのどちらかであり、ケースバイケースである。
しかし、質問できる人がいない場合はとことん自分で工夫するしかなく、何れ誰もがそうなるものと思う。
その日が訪れる時のためにも、工夫することが出来るほどの基礎は身に付けておかねばならない。
そのためには、自分が目指すものを明確にしておくことと、少なくとも目に見える形を正確に押さえておくことが必要となる。
そして、工夫していれば、段々と目に見えないはずのものが、見えるようになるものである。
個人的には、最近、柄の握り方と、体勢としての正対の重要さが見えてきたような気がしている。2021.12.22会水
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