正座4本目後の足腰について
後ろ向きで爪先を立てるときは、両足の間隔を開いて、正面への旋回に備えます。 左回りで正面を向き返ったときの左足は、右膝の真横まで引き寄せ、切りつける瞬間にその位置から真っすぐに前敵に向けて踏み出します。 そうすることで体の勢いが前方に向かい、剣体の一致も図られます。...
刀の反り
「技」と「刀の反り」のどちらが先なのかは分かりませんが、その反りを生かすことが、居合技の基になるのではないかと思います。 それらは密接に関連していて、刀の反りがないと、小生の居合は上手く出来そうにありません。 反りによって引き切りの効果が得られる等としばしば言われますが、む...
技を覚えるために
技を覚えるときは、一つ一つの動作を言葉にして暗記し、発声してみることです。いつも、刀法で「エイ」と発声しているのですから出来ないことはありません。周りに遠慮したり、恥ずかしがらずに堂々とやっていただきたいものです。 自分の稽古のときは、頭の中で唱えて、自分自身に言い聞かせよ...
よい姿勢
姿勢は技全体に及び大切ですが、上体がしっかりと立っていることが基となります。 「脳天で天井を押し上げるようにすっくと立つ」と教えられました。脳天とは頭のてっぺんのことで、座位、立位ともに、背筋を伸ばし、腰から首まで、上に向かって真っすぐに立てることです。会水
将来に残すために
何を残したいのかが決まってないと、それは掛け声だけに終わってしまいます。 それが目に見える形で具体的に決まっていなければ、何も始められません。会水
一所懸命
精妙さには無駄が含まれず、その諸動作の距離は最短であり、一所に集中しています。 それらは、「一生」という時間幅ではなく、「一所(瞬間)」の内にあります。会水
仏作って魂入れず
技のひとふしひとふしに魂を入れられるようになると、本物に近づけるので、そうしたいものです。 それは遅速強弱とは別物で、手先の技術では補えない根源的な事です。会水
気剣体の一致について
気剣体が一致した打突を有効と判定するとわれますが、一致不一致は当人のみ自覚可能で、本来は第三者には判り得ないものだと思います。 それを一致させるためには、誰もやりたがらない程きつい精神的な作業を伴いますが、十分に努める価値のあるテーマだと思います。...
新年おめでとうございます
今年の稽古は、初心に帰り、一つ一つを疎かにしないように頑張りますので、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。会水
伝承するべきもの
感性や感覚は、その場、その時の個人の印象に過ぎないものなので、伝承するべきものは、感覚的な観念ではなく具象化されたものであると思います。 その際、元の教えに対するある程度の説明は必要になりますが、極力、私意を入れないようにしたいものです。...