第三回昇段審査会
本日、当会の昇段審査会が実施されました。 2名が、三段を受審され、検証の指示により、指定技、自流技の計5本及び礼式について、お一人ずつ厳正な審査が行われました。 その結果、実技は受審段位を満たしており、とても気勢気迫がこもっておりました。これは一朝一夕に身に付くものではあり...
鞘放れ
鞘放れの時に手の内を締めてしまうと、切っ先が浮き上がり、刀勢が弱くなるので、鞘を放れた切っ先が前方に向かうように手の内を働かせることが大切です。210707会水
本質は近くにある
隙間を作ろうとせずに、その周辺にある余計なものを取り除けばそれが現れるように、技の本質も無駄を省いて行けば見えてくる。 実は、あれこれと考えを巡らせて、目的に近づこうと躍起になって得たものは本質からずれていることが多い。...
正体について
派の別なく居合共通の斬突をよく成すためには、先ず正しい体勢を身に付けなければなりません。 横一文字は正体でなくては切れませんが、そればかりではなく、正体は当流の技のベースとなる大切な体勢です。 そのことについては、大方が認識しているところですが、深く突き詰める人は少ないよう...
創意工夫
お手本も何かを探そうという意識で観察すると、今までは気づかなかったことが見えてきます。 稽古とは探求することですから、何の疑問も持たずにしていては、十年一日の如く何も変わりません。ましてや、自分が日々進歩していないと人に教えることはできません。...
継承・伝承
これまで、拙いことを書き、言ってきましたが、探求には果てがないに違いありません。 度々、正流云々という言葉も用いましたが、今になってはおこがましい限りです。 仮に、先師が残された箇条書きを分かった積りでいても、その技量を図るためには文言の奥深くに立ち入らねばなりません。...
身構えについて
胸郭を開き、首筋を上方に伸ばし、両肩を沈めます。 臀部を後方に沈めて直立します。そうしないと腰が引けて、後ろに曲がってしまいます。 通常での直立は足の中ほどに重心がきますが、動作のための直立では重心は足指に近くなります。手に刀を持っている場合は、いっそう前掛となります。...
細部に入る
体力のあるなしに関わらず、誰でも、何時からでも、筋力と運動能力の向上に努めることは不可欠です。 経験値や経年数とは無関係です。 技の細部に立ち入るためには、技を精密にするための筋力と運動能力が必要です。 運動能力は技術能力であり、筋力は手の内や呼吸、丹田力、気力等に関わって...
自分の内から出る技(2)
存在感とは、存在している感じがするという感覚に過ぎないので、確りと実態のある技にしたいものです。 自分の内から出る技とは言ったものの、実態のあるものは、変化せずに在るはずなので、それを常に変化している心で見つけることは出来ません。...
自分の内から出る技
存在感のある技とは、他の人の感想なので、自分とは全く関係ありません。 個人的にですが、今後は、実の在る、実際に存在する技をやりたいと思います。 その探求は、とても有意義な気がします。会水