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お手本の見方

  • 執筆者の写真: shujuku
    shujuku
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

先ずは一つの手本を選び、とことん真似ることである。

 

技をパーツに分解してとらえ、複数の技前の良いとこどりをすることは決して望ましいこととは言えない。

 

また、途中で手本を選びなおすこともなくはないが、新しい手本に転換することは相当な意識の変更と労力を伴うことを私自身も実感している。

 

私が手本としているのはきわめて速い技のため、低速に変換しないと細部が見えることも確かにある。

 

その場合のマイナス面のひとつは、低速に目が慣れてしまい、自ずと自身の動作も低速になる恐れがあることである。

 

もう一つは、低速ゆえ、実像から動作の一部が消滅しまうことである。何か矛盾に思うかも知れないが、実際の速度でしか見えない要素も多々ある。それはきっと速度的にリアルから離れたため、リアルな動作も消えてしまったのであろう。

 

どんなに速い動作でも、いずれは見えてくる。見えてきたときは、自分の動作もそれに追いついてきたといういうことである。

 

つまり、うわて(上手)技前は見えないし、しもて(下手)の技前もである。

 

ほとんどの人はうわて(上手)を理解しようとせず、自分の現在地を基準にして見ている人が大多である。しかし、それでは上には行かれない。

 

技の本質を追及するのなら、今は見えているものではなく、優れたお手本に照準を合わせるよう努め、見る目を鍛えるしかない。2025.6.13会水

 

 
 
 

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