「受け流し」の要点(正座6本目の技)
45度方向に左足を踏み出し、左足はそのまま動かさず、立ち上がりつつ、右膝の真横に右足を運びます。その際、左右の足の間隔は肩幅程とし、ちょうどカタカナのハの字が逆さまになったように踏みます。
「受け」と「流し」は一連の動作として行いますが、受ける瞬間の右拳は肩の上方に在ります。その際、肘は外に張らず、拳の下方にきます。いわゆる肘を内に入れます。
次に敵に斬撃を膝を柔らかく使って、左側に体を捻りながら流しますが、その際、両足は逆ハの字のまま動かしません。
次に流れて体勢を崩した敵の首筋に切りつけますが、その時に踏み揃える左足の踵(かかと)は、逆ハの字に踏んだ時の左足の踵と同じ位置に踏み変えます。
以上は21代福井宗家の教えによります。会水