刀の取り扱いについて
日本刀は、神器・霊剣といわれ、単なる道具・器物とは異なるものです。居合道の礼式(作法)において、刀に対して礼をする所作があることからも、単なる道具ではないことが解ります。
武士の魂と言われる刀ですから、丁寧に慎重に取り扱うことが大切です。
◎刀は、跨(また)がれる恐れのある出入り口付近や通路ではなく、壁際に寄せて置くようにします。もし、そのような場所に刀が置いてあった時は、持ち主に声を掛けて移動してもらいます。
◎刀を壁に立てかけて置くと、倒れて刀を損傷させる恐れがありますから、床に寝かせて置くようにします。
また、居合人としては、日頃の手入れの方法、鑑賞時の作法等についても心得ておきたいものです。会水