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居合道の味

  • 山崎修明
  • 2018年6月29日
  • 読了時間: 1分

ハイレベルな技前は雑味がないためサラッとしていて、概してシンプルに見えるものです。

そこには誇張した目立った動作がなく滑らかなので目を凝らしていても印象に残らないほどです。

料理の繊細な味に、舌が試されるように、本当の名人技というのは、技の方が見る眼を選別するものなどで、どの様な見方をされるかは問題ではありません。観察されると普通は動じるものですが、このレベルになると観察者の方が影響されることになります。

このような緻密に組み立てられた技には雑味がないので、自然に深い味わいを醸します。

技は人為的に味付け出来るものではないのですが、奇をてらった派手な技が多いことも事実です。技芸における本物は実のところ一様に地味なものです。

味は演武者が自覚するものではなく観る側のものですから、味のある技をしたい等とは決して考えてはいけません。会水

 
 
 

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