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伝承その2

技を正しく伝え残すには、技と同時に考え方を折々に話していくことが必要。

先ず言葉と共にやって見せ、真似してもらい、基礎が定着するまでは、それを「言葉」と「動作」で文字通りの手取り足取りやる。

後から指導方法を教えることは難しいので、技を教え時は、常々それが伝わるように努めたい。それが後々の指導方法の伝承につながる。

武術の技の組織化はできないので、伝承は直接向き合って行うことが必要。指導方法は体系化できないので、組織的にそれは築けない。

なぜなら、指導力は、それを行う者自身の技の力量から出るもので、本人の技量以上のことは指導できないから。

また、稽古時には使うことはないが、師範、師範代、助教などの呼び名も、スポーツなどでのインストラクターとは違う、武道の伝承に相応しい趣がある。会水

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