臍下丹田
- 山崎修明
- 2020年5月21日
- 読了時間: 1分
丹田は、概ね臍下(へそした)一寸五分、そこから一寸五分程奥に位置し、横隔膜は、胸部と腹部を隔てる筋肉の層であり、内臓の中で唯一の随意筋と言われます。
また、横隔膜のすぐ下には自律神経をつかさどる太陽神経叢があり、その三つに意を注ぐことが、武道においては、とても大切です。
居合で、下腹に力を込めるとは、丹田を充実させることです。
それは呼吸によってなされ、息を吸う時は横隔膜を下げ、息を吐きながら、水月(みずおち)を引っ込めますが、そのときに横隔膜は上がります。
一般的はそれを丹田呼吸といい、武道では、吐くときに下腹部に力を入れ、吸う時にも下腹部に静かな緊張を残し、吸う吐くに関わらず、肛門の括約筋はいつも収縮しているようにします。
居合では二歩幅時に限らず、常に丹田に気力が満ちていることが大事です。これは、稽古のみならず、心身の健康を保つためにも忘れたくないことです。会水
最新記事
すべて表示泰然自若として急いてはいけないとか、言われるが、それらは心構えのことであり、内面の問題である。また、段位相応の技前と言われることもあるが、ある意味技前と段位を同列に考えるのは難しい面がある。 時として、堂々たる落ち着いた技前等として評価されることがあるが、それらは決して...
私は自分の信ずる正統正流の技前を継承するための指導をしている。 自分が習い、憧れの師の技前に違わぬよう、それが忠実に伝わるよう自分なりに努めているつもりである。 ~の様に、~のような感じで、と言う観念的なことや、何かに例えてイメージ化するような説明は出来る限りしない...
この概念も「序破急や間合い」と同じく、深堀されているところを見聞した覚えがない。 「無念無双」は昔日から耳慣れた言葉であり、武術家等が修行を通して追い求めてきた、深奥な境地でると認識してきたし、いまもそう思っている。 ...
コメント