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鞘の内

鞘離れの瞬時に敵を制することが居合道の本義であると言われ、当流の業の掟について(全24項)の中で「抜付けは必ず鞘の中から切り付ける事は最も肝要で、剣先を抜き出してから斬り付ける事は居合の最も不可とする所なり」と強く戒められております。(21代宗家の教え)


鞘離れの瞬時に敵を制するためには、一瞬も剣先の動きに無駄があってはならず、鯉口から放たれた剣先は、どこも迂回させずに敵の右肩先へ直接向かう心持を要します。会水

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