「間合い」という熟語の概念について(私考)
「間合い」とは彼我の距離、「間」と技を繰り出す時期とも言われ、斬撃の起点となるものであるが、小生はどちらも同義であると思っている。
この間合いや間は、目付や呼吸とほぼ同義であり、彼我の間(あいだ)にある空間である。空間と言うからには、そこには何も存在しないということで間といわれるようになったのであろうか。
その意味では、間合いとは、何も無い空間で敵と対峙する場のこととなる。
斬撃の際、その間合いが仮に遠くなってしまえば物打ちは届かず、仮に近くなってしまうと物打ちが働きにくくなってしまうと言われる。したがって、その微妙な加減が勝敗を分けることになる訳である。2023.1.23会水
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