区切って稽古する訳
技を残していくために、昔の人はよく図で示していました。
小生も技を教わるとき、先生方はポイントごとに動作を止めて説明してくれたものです。
それにより、居合の技には節目があり、その節目、節目が連なって出来ていることがわかりました。
流れるような見事な技などと言われますが、そこに節目がないと、単に流されただけになってしまいます。
技は、居着いたり(変化に対応出来ず動きが止まってしまう)、停滞してはいけませんが、全くとどまることの無い技というのが必ずしもよいとは言えません。
メリハリと言うか、例えるならば、静止画像にブレなく納まる、つまり静止する瞬間のあることが大切となります。
これが、稽古時に技を区切ったり、止めたりして説明する理由です。2022.8.26会水
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