言葉の説明①
(彼我の距離)
間合いとは彼我の距離である。
居合における彼我とは、敵と我である。
敵との間合いを詰めなければ、物打ちは敵に届かない。
刀を振るってから、間合いを詰めても無意味であように、詰めるのが優先されるのは言うまでもない。
間合いを詰めながら刀を振るうより、敵の間に入ってから、刀を振るったほうが効果的である。
(一挙動)
一挙動とは、二つの動作を一つに統合することで、一見合理的のようだが、受流しや付込みの起りのように、動作を分けないと成り立たない技もある。技には節度を保ちたい。
(○○するや)
前(正座一本目)では、「腰を上げるや抜き出す」という言葉があるが、「○○するや」とは「○○するや否や」という意味であり、「○○すると同時に」でも、「○○した後」でもない。2022.4.17会水
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