陰陽の構え
陰の構えは、刀を右斜め前に傘を持つよう立て、陽の構えは刀を左斜め前に立てます。
これは、人が北を背にして南に向かって立った場合、左が陽が昇る方(東)で、太陽の陰が右になるからだと言われております。
つまり、日が出る方が陽(自分の左側)、陰(かげ)が出来る方が陰(自分の右側)ということです。
英信流の太刀打の位でとる八相の構えは、陰の構えの鍔を口元まで上げて、肘を張って刀をやや斜めに傾けたものです。
また、逆八相という表現が用いられることがありますが、これは陽の構えに準じたものと思われます。
因みに、これを介錯の業に当てはめると、切腹する人は北向きに座し、従って、介錯人は東に向くのだと聞いたことがあります。会水
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