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技の伝達について思うこと

  • 山崎修明
  • 2018年4月27日
  • 読了時間: 2分

昔の剣士は口伝を頼りに学び、その言葉が解る者のみに技が伝承されたのだと聞かされてきた。稽古においては技前についての解説もあまりなく、師匠の形を見るだけの文字通り、稽古(いにしえを考える)を実践するのみであり、実のところ師匠の技を受け継げるのは、極一握りであったそうだ。

私の時代は指導者と環境に恵まれていたので、とにかく、聞いた言葉を真(ま)に受けて習い、後輩へは自分の表現に変えずに聞いたままを伝えた。形と動作を徹底的に真似(学ぶことは真似ぶこと)てきた。伝達するためには、習った言葉をつないで行くしかない。そして、それが稽古のこつだと言われて育てられた。

現在は、遺された映像と書籍に基づいて、初心と変わらぬ稽古方法を継続している。

映像を何回も何回も観て日々新たな気づきを得ている。、次の稽古では気づいた点を試し実行しているので、毎週、私の技は変化し、たゆまず歩みを進めている。ビデオを観ているその時は、先生と同じ床を踏んで稽古している心境になれるほどだから、その映像は、私にとっては宝物以上のものであり、何時でも指導が受けられる貴重な伝書でもある。

また、その書籍を読み込むと分かるのだが、極意が余すことなく言葉と写真で意図的に表現されているのが分かり、文章の端々に漏れなく言い尽くされている。文章も何回も繰り返し読むことで、日々新たな発見をしている。

冒頭に述べた口伝とは、正に伝承の要であり、「てにをは」に至るまで、注意深く傾聴し、その行間まで読み解くことが肝要である。会水

 
 
 

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