個性と感性
同じ教えでも、伝わり方は千差万別です。
同じ言葉でも解釈は異なり、同じ文章でも、受け取るポイントが異なる場面を多く見てきました。
また、受け手の感受性が強いと、多角的な影響を受けやすく、集中を欠くようにも見え、逆に弱いと、打てど響かずになってしまい、痛しかゆしです。
感性について言えば、心の働き方も、生まれつきの本性も人それぞれなので、同じ指導者から全く異なる技前が生まれることも稀ではありません。
では、指導者の意思はどう伝えられるのでしょうか。
思うにそれは、指導者側ではなく、受け手側の問題が大きいと言えます。
先ずは、受け手の指導者への信頼度合い、次に指導者が繰り返す言葉、動作に忠実であることに尽きます。
すると、個人の感性の違いという問題が再び立ち表れ、堂々巡りとなってしまうのです。2022.6.29会水
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