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先手必勝とは?

稽古場の窓の外に桜の花も見えて、春らしい季節になりました。

昨日の稽古中に、先に仕掛けるのは、必ずしも有利とは言えないという話が出ました。

皆さん、いろいろとご存じで、拳銃による決闘でも先に仕掛けた方には分がないという検証結果もあるそうです。何故かな?と考えていたら、相手の動きに反射的に対応した方がアクションのスイッチが入り易いからだと、教えてくれた方もいました。

剣道の立合いに対して、居合の技は、敵の不意な攻撃にいかに応じるかという「先」の技を中心に編成されていますので、うなずけることも多々ありました。

剣道の試合でも相手の出鼻を打つ、いわゆるカウンターが多いし、自分からのアクッションのようでも、突き詰めてみると、相手の動きに応じて勝敗が決していることが分かります。

Youtubeでも観ることが出来ますが、昭和の展覧試合における持田盛二、中野宗助両範士の剣道は私にはとても解るレベルではありませんが、中野先生の技は、相手の動きに応じて繰り出したという気配が私には感じられない。技の「先」について考えるとき、私にとってはとても印象的な映像です。 会水

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