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鼻濁音(か゚き゚く゚け゚こ゚)について

ガ行の濁音(がぎぐけご)に対して、鼻濁音は(か゚き゚く゚け゚こ゚)と表記され、発音が柔らかになります。例えば、歌う時に鼻濁音を使うと、音色が滑らかになり、音域も広がるといわれております。

鼻濁音とは、鼻から抜ける濁音のことですが、通常の発音より多くの空気を鼻に通して出す音で「ンガ」と、いくらか鼻にかかった音になります。

アナウンサーの発音等を注意して聞くと、鼻濁音を使っていることが多いのに気づくことができます。今日では、日本語で優しく響くガ行の鼻濁音を日常的に使う(使える)人が著しく減少し、衰退しつつあると言われていることは残念に思います。

義務教育等で、久しく日本語の発音教育がなされてこなかったことや、カタカナ語の多用化、そして、テレビ・ラジオの影響も大きな原因だと思います。

因みに、居合道の技名においては、「追撃刀」(ついけ゚きとう)、「右」(みき゚)、「八重垣」(やえか゚き)、「受け流し」(うけなか゚し)、月影(つきかけ゚)、浮雲(うきく゚も)、「暇乞い」(いとまこ゚い)と発音します。せめて、居合道の中では、伝承された技とともに大切にして行きたいと思います。会水

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