指導するときに大事なこと
- 山崎修明
- 2017年8月14日
- 読了時間: 1分
指導することも稽古のうちですからしっかりとしたプログラムをもって行います。
ます、今日のテーマを予め決めてから指導を始めます。
自分の稽古も、同じく今日のテーマを絞らないと、漫然とした動作の繰り返しになってしまいます。どちらも、よくばらずに、ポイント絞って行うと効果があります。
習う側は、教える人を見て覚える他ないので、教える側は言葉と動作に矛盾がないように、確かな指導を心掛けます。先ずは、普段から、基準に関する言葉をしっかりと覚え、身体に馴染ませることが大切です。そして、覚えた言葉をそのまま使って指導します。
その際に、自分の言葉に置き換えては、決していけません。覚えた言葉を大切にして下さい。
先ず、指導するべきことは、居合修業の段階「正・速・強・威」の「正」の段階です。正とは、つまり「正しい形」です。常々お話ししているように、初心者に対しては、まず、細部にこだわらずに「全体のフォーム(姿・形)」を整えることから始めます。
ちなみに、「全体のフォーム(姿・形)」のポイントは、足幅、姿勢、拳・剣先の位置方向です。それだけで十分ですから、他のことは不要です。会水
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