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検証の心構えについて

技に間と間合いがあるように、検証にも間合いの取り方が大切です。

検証は演武者の距離や安全面に気を配り、進行をスムーズにすることの他、緊張したなかで集中を助けてあげるなど演武者をリードする役目があります。

場の空気と演武者の気分を盛り上げ、観るものと演武するものを一体化させてあげるような号令を目指したいものです。小さな会場ではそれが可能な気がします。

居合道形では、唐突にならぬよう、予鈴として、先ず「イー」という声をかけてから「エイ」という発声で打ち込みますが、検証の号令も同様にリズムよくするため、例えば「国旗武神に対し」で演武者の気分を引き付けてから、一拍おいて「礼」と号令をかけると、集中力が高まります。

また、「始め」の号令も、形式的に平坦に発するのではなく、少しの間をとり、演武者の気分が満ちるのを見計らって歯切れよくかけるべきです。これが私が思う、検証における「間と間合い」です。

技において、序破急・緩急・間と間合を意識するように、検証においても、それらが必要です。

検証要領については、別記します。会水

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