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大血振り

大血振りは、順刀その一や正座の部の中で行われる血振りである。

これは、四指を開きつつ、手元を前方に出す心持で、打ち下ろした剣先の高さで右に回して、指先を横鬢に運び、そこから右下方に振り下す血振りである。

血振った姿は中腰であり、両つま先は45度位に開く。その時の左右の膝の間隔は一握り(約10センチ)となる。

右拳の位置は腰の高さとなり、やや屈した両膝を結ぶ延線上にくる。血振った時の剣先の位置は、右足先(親指)から床上に前方二尺(約60センチ)右方に一尺(約30センチ)の上にある。

その時の剣先はやや内向きになり、剣先の延長が倒れた敵に向け、残心の形を示す。

この文章だけでは具体的に説明し尽せない。しかし、寸法や基準は技の骨格をなす大切なものであるから、第一に身に付ける必要がある。会水

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