正座一本目前(21代宗家)
(目付)座したる時の目付は、前方約十尺とし、一定の場所に固定しない。
(抜きかけ)刀は外に四十五度傾け柄頭で敵の中心を攻める心持で剣先三寸位まで徐々に抜く。
(抜き付け)物打ちより剣先を一気に抜き出す。
(振り冠り)剣先部は腰より約一尺五寸まで冠る。
(打ち下ろし)切下した時、右拳は膝の高さ、鍔は膝の線とし、剣先部は床上八寸まで切り下す。この時の目付は前方約六尺に着ける。
(血ぶり)剣先は右足先の前二尺、その点より右一尺のところにある。直立不動の姿勢より少し膝を屈め両膝の間を三寸開ける。
(納刀)刀を右斜前に引く時、右手は低くして引く。納刀の終わる時、刀は水平、鍔が体の中央にあること。以上
(注)常に正対であることが大事。(注)直立不動という熟語は大事。2021.9.14会水
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