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稽古(外形と実質)

外形と実質は表裏一体であり、外形は実質の現われであるとも言える。


先ずは、流派の掟としての外形を整えてから、その中身である実質を高めていくのが稽古の手順であり、その逆に理がないことは分かると思う。


外形という器が無ければ、その中身を満たしていくこは出来ないからである。稽古において、動作のニュアンスとか「…の心持」等々ということもあるが、それらは外形と実質とが相まって出てくる言葉であり、それらが独立して存在しているわけではない。


実質を高めるためには、その器である外形が先になければならず、その逆は本末転倒と言わざるを得ない。2023.5.16会水



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