動作を区切る意味
技の動作を一節一節区切ると、各動作が際立ってくる。 一挙動にして、動作を混ぜてしまうと、境目がなくなってしまい、その技の意義や各動作の目的が曖昧になってしまう。 因みに、21代福井宗家には一挙動は見受けられない。2022.2.13会水
正統正流について
当方は「正統正流を目指す者」という態度で稽古している。謙虚でありたい。 正統宗家は自分が正統であることを知っているので、その都度名乗る必要はない。 われわれが、正統正流を名乗ると、取って代わろうとしているのかと思われてしまう。...
言葉による技の伝達
和歌は大和言葉に代表される我が国固有のもので、その文字数で情景を見事に伝えられる言語は他にはないそうです。 日本固有の居合道を鍛錬するためには、日本人の精神的面も同時に学ぶ必要があり、その基礎をなすものが言葉だと思います。居合の形は和語で組まれた技と言えるかも知れないと思い...
写真の撮り方
居合の写真は、横版より縦長の縦版で撮った方が、技全体がよく見える。横版では技全体は写らない。 ビデオでも写真でも、足先や肘、剣先が欠けているものは、臨場感がなくて残念である。 人の技を見る時は、どこも欠けることなく見える場所に移動したほうがいい。その時、天井から床まで全部見...
宗家訓を思い起こして
入門当初から稽古時に宗家訓が掲げられていた。 「當流の居合を學ばんとする者は、古來より傳承せられ以って今日に及ぶ當流の形に聊も私見を加うることなく、先師の遺された形を毫末も改變することなく、正しく後人に傳うるの強き信念を以って錬磨せられんことを切望する。...
不動の姿勢
いわゆる自然体ではなく、立位・座位を問わず、技に入る前に、敵を圧する気概をもった不動の姿勢をとる。 顎を引き奥歯を合わせ首筋背筋を張り、両丹田を充実させ、目を据えた不動の姿勢から技に入る。2022.1.20会水
稽古という言葉
稽古という言葉は、日本では伝統的なものを習う時に用いられ、意味は近いが、練習とは区別されている。 「稽」は考えると読み、「古」は昔のことであるから、古(いにしえ)を考えるという意味になる。 また、「稽古照今」という熟語もあり、調べてみると、その直訳は、古(いにしえ)を稽(か...
抱負
技前は、細部まで疎かにせず、ほどほどのところで折り合いを付けず、向上を目指す。 先入観に囚われず、一つ一つを見直す。2022.1.3会水
武道の本質
古来の武道の消失とともに武道の真髄も失われてしまうのではないか。 武術の本質は元々対敵にあり、そこを求めるところに稽古の奥深さがあるように思う。 昔ながらの形や動作は、現代武道の経験者には、不自然でスマートさが欠けるように映る面があるかも知れないが、それは古武道の欠点ではな...
握りについて
柄手・鞘手は小指、無名指(薬指)に重きを置いて、他の指は添える程度に柔らかく用いるといわれるが、それのみでは手の内は収まらない。 確かに両指は大事だが、手の内には、拇の付け根やその他の指、掌中までが含まれている。 そのためには、柄に対して手指を斜めに握るのではなく、手指が柄...