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お手本を真似ること

まずは自分のお手本を選びます。自らお手本を変える時が来るかも知れませんが、同時に複数のお手本は持たずに一つに決めたほうがよいです。気持ちが分散すると身体が混乱してしまうからです。

また、お手本は感性に合うものの方が、ストレスなく自分に入りやすいものです。

お手本の見方は指導するときと共通しています。

はじめに全体的な雰囲気をイメージとして取り込みます。そうすることで、お手本のしぐさや癖まで似てくることさえあります。これが網羅的に観察するということです。

次には、一度に全てを取り込むのではなく、何かを選択してみるとよいです。

その時、ある技を選択する方法と全部の技に共通する要素に着目する方法があります。

どちらの方法でも、時々で工夫すればよいと思います。

もう一つの視点は、表面的な姿・形の中には本質が内在しているので、本質に迫ろうとすると逆に姿形も整ってくるということです。

実際には、自分のレベルがそこまでいかないと、なかなか本質は見えてこないので、我々は、習字で手本をなぞる様にとことん姿形を真似る事から始めたほうがよさそうです。

お手本と同じ姿形になるにはどうすればよいのかという試行錯誤が、本質の扉を開く端緒になるかも知れません。会水

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