神州居合道連盟大会にて演武して
この度の演武参加者は各々、感じるところがあったかも知れませんが、私の感想はを以下のとおりです。 居合は彼我の関係性における間と間合いが最も大切であるが、万物と一体となれれば、自他(彼我)の区別さえ無に帰すのではないか。 演武に当たっては、急ぎ慌てず、居つかず、一節一節をおろ...
演武会について
11月3日に神州居合道連盟演武大会、昇段審査会が行われる。 居合は自己研鑚の道であり、元々は見せるためのものではないが、演武会は、参加者が日頃の鍛練の成果を発揮する自己修練の場であるとともに披露する場でもある。また、他道場の技前に触れる機会であるから、お互いに大事にしたい。...
初心を忘れず、原点を思う
昨日の稽古時に、無双直伝英信流の宗家訓を披露配布した。 それは、「当流の居合を学ばんとする者は、古来より伝承せられ以って今日に及ぶ当流の形に聊かも私見を加うることなく、先師の遺された形を毫末も改変する事なく…」で始まる正統正流伝承の訓である。...
当日記欄
お陰様で半年余りが経過しました。その間、各種の投稿をいただきましたが、これからも、相互の意見交換の場としてご活用いただきたいと思います。内容については、個人の意見や感想、各種体験談、PR、その他、居合限定でなくてもよいと思います。投稿(画像も可)方法についてはお問い合わせ下さい。
刀の取り扱いについて
日本刀は、神器・霊剣といわれ、単なる道具・器物とは異なるものです。居合道の礼式(作法)において、刀に対して礼をする所作があることからも、単なる道具ではないことが解ります。 武士の魂と言われる刀ですから、丁寧に慎重に取り扱うことが大切です。...
技の土台になること
細かい技術の前に、基礎の習得が先決です。 下記が、技の基礎となります。 ◎正しい姿勢 ◎正しい握り ◎正しい足幅 ◎正しい目付 ◎正しい刃筋 上記の基礎事項は、足幅が姿勢に影響し、姿勢が目付に影響し、握りが刃筋に影響するように、それぞれが関連しているので、どれも欠くことが出...
観察することについて
見取稽古をするときは、漠然とではなく、時には呼吸を合わせて見るなど、細かい動作や形にまで気を配ってよく観察することが必要です。映像で観る場合も同じですが、観察してイメージできたことを、自分で試したり、真似たりすることは、技の習得には大切だと思います。私はこれまで、目標とする...
覚えた言葉をそのまま使う意義
8月14日に投稿した「指導するときに大事なこと」の文中に、覚えた言葉をそのまま使うという一文があります。 先師から教わってきたことを、自分の言葉(フレーズ)で置き換えてしまうと、一見同じ様でも、本質から外れてしまうことがあります。言葉の使いようで、元々の教えではなく、単なる...
指導するときに大事なこと
指導することも稽古のうちですからしっかりとしたプログラムをもって行います。 ます、今日のテーマを予め決めてから指導を始めます。 自分の稽古も、同じく今日のテーマを絞らないと、漫然とした動作の繰り返しになってしまいます。どちらも、よくばらずに、ポイント絞って行うと効果がありま...
私が思う、居合の心持ち
・現代における居合道は仮想敵を相手にしていますが、それは自己が想定するものですから、個性や修業の段階によって、その概念は変化するものです。 ・二人で行う「太刀打之位」という居合道の形では、打太刀と仕太刀に分かれて稽古しますが、一人で仮想敵を相手に行う場合と同様に、あまり相手...